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TJBBとダンス、たい焼き作りも!「こどもごちめし 夏祭り2026」レポート

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外は雲一つない晴天で、じりじりと暑い夏の日。2026年8月1日、LINEヤフーのオフィスに集まった子どもたちがEXILE「Choo Choo TRAIN」を踊っていました。

この日開催されたのは、「こどもごちめし 夏祭り2026」。「こどもごちめし」は、企業や自治体、個人から寄せられた支援をもとに、子どもたちが地域の飲食店で電子チケットを使って食事ができる仕組みです。学校給食のない夏休みは、食費負担が増える「食の空白期間」ともいわれます。そこで2026年夏には、30万食の提供を目標とするプロジェクトを展開。学校給食のない夏休みの「食」の課題を背景に、この夏30万食の支援を目標に掲げています。

さらに、「夏休みに食事だけでなく楽しい体験も届けたい」と企画されたのが今回の夏祭りです。THE JET BOY BANGERZ(TJBB)によるダンス教室や、たい焼き作り、野菜の収穫体験などを実施。親子でにぎわった当日の様子をレポートします。

こどもごちめし 夏祭り2026

オフィスがダンス会場に!TJBBと「Choo Choo TRAIN」

午前11時半。会場となったLINEヤフーの紀尾井町オフィスでは、普段使われている机や椅子が壁沿いに寄せられ、体育館のような広々としたスペースができていました。集まった子どもたちは、少し緊張した様子です。

イベントを主催したのは、NPO法人Kids Future Passport。LDH JAPAN、Gigi株式会社、LINEヤフー株式会社が共催しています。

参加家族は、Kids Future Passportと食品支援プラットフォーム「WeSupport Family」の案内を通じて集まりました。

開会のあいさつでは、「こどもごちめし」を運営するGigi株式会社の今井了介さんが、「この暑い夏、屋内で安心して、夏の思い出を作っていただけたら」と呼びかけました。

前半は、LDH JAPAN所属のTHE JET BOY BANGERZから、AOIさん、NOSUKEさん、TAKIさん、HINATAさん、SHIGETORAさんの5人が参加し、約1時間のダンス教室です。

「みんなおいで!集合だ!」

こどもごちめし 夏祭り2026

HINATAさんの大きな声に、子どもたちが集まってきます。中には、メンバーのすぐそばまで駆け寄ってくる子もいます。一方、壁際で様子を見ている子も。

まずは、首や手首を回したり、アキレス腱を伸ばしたりする準備体操から。AOIさんが見本を見せ、ほかのメンバーは子どもたちの間を歩きながら「いいね」「先生より元気!」と声をかけていきます。小さな子には、しゃがんで目線を合わせる姿もありました。

「親御さんも日々疲れていると思うので、手首を動かしてみましょう!」

保護者も一緒に体を動かして、子どもたちの緊張感もだんだんほぐれてきました。

準備が整ったら、およそ40名の子どもたちがAチームとBチームに分かれ、「Choo Choo TRAIN」の振り付け練習へ。ダウンやジャンプ、ボックスステップと、一つずつ動きを覚えていきます。

こどもごちめし 夏祭り2026
こどもごちめし 夏祭り2026

終盤には、2チームそれぞれが音楽に合わせて、練習したダンスを披露しました。お互いに「がんばれ〜」と声をかけあう様子がほほえましい発表タイムです。そして、最後は全員で「Choo Choo TRAIN」を踊りました。

「大きく大きく手回して回して〜」「ジャンプ!!」

メンバーたちが声をかけながら、前奏では縦一列になって腕をぐるぐる回すおなじみの振り付けにもチャレンジ。見本を見ずに踊る子や、照れくさそうに体を動かす中学生、最後のポーズを自分で考える子もいました。

こどもごちめし 夏祭り2026

離れたところから見ている子たちには、メンバーたちはさりげなく声をかけながらも、無理に輪へ誘うことはありません。隠れていた子に最後の記念撮影で声をかけ、一緒に写真に収まる場面もありました。

参加者の一人、7歳のるいとくんは、列の先頭に立って楽しそうに踊っていました。

母親のあこさんによると、るいとくんは言葉で思いを伝えることに難しさを感じることがあるそう。地域でダンスやチアを習い始めて、1年半ほどになります。

「ダンスは言葉がなくても、踊ることで『楽しい』をみんなと共有できて、息子も笑顔になれます。上手になりたい、プロを目指したいというわけではなくて......ダンスを通して楽しみながら、心が磨かれていくといいなと思っています。人より少し時間がかかることがあっても、失敗を恐れずにやってほしいです」(あこさん)

こどもごちめし 夏祭り2026

1時間のダンス教室が終わっても、子どもたちはまだまだ元気。フロアで側転をしたり、走ったりする姿も見られました。最後はTJBBのメンバーと子どもたち、保護者も一緒に記念撮影。メンバーとのハイタッチや握手を楽しむ子どもたちもいました。

こどもごちめし 夏祭り2026

たい焼き作りに野菜の収穫。お腹もいっぱいに

ダンス教室が終わると、たい焼き作りや野菜の収穫コーナー、食事の時間です。

たい焼きコーナーには、「たい焼き さわ田」の電気式のたい焼き器が4台並びました。あんこ、カスタード、チョコレートのほか、季節限定メニューの「メロン」や「いちご」、デミグラス味のミートソース「デミミート」もこの日のために用意。好きな味を選びます。

こどもごちめし 夏祭り2026

スタッフが生地を流し入れると、子どもたちは好きな具材を乗せ、スプーンで広げていきます。体験が始まると、会場には甘い香りが。

小学5年生のゆずるくんに、この日一番楽しかったことを聞くと、「たい焼き作り」と教えてくれました。作った味を聞くと、「メロンとチョコ。ママにあげた」との答え。

メロンは自分用で、もう一つのチョコレートは、事前に「チョコレートが食べたいな」と話していた母親のために選んだそうです。

ゆずるくんのお母さんも「自分のことよりも相手のことを考えて行動できたのが嬉しかったです。普段はなかなか見ることができない姿だったので、私が見ていない場所でもこういうふうに相手のことを考えて行動できているんだな、と安心しました」とのこと。

隣の野菜収穫コーナーでは、大きなプールいっぱいに入った砂の中に、ジャガイモやニンジン、サツマイモなどが隠されていました。靴の上からビニール袋をかぶせ、制限時間は1分半。

こどもごちめし 夏祭り2026

「小さいジャガイモは何個か取っていいよ」

「サツマイモがあったらプレミアムだよ!」

スタッフの掛け声を合図に、子どもたちが一斉に砂をかき分けます。

一組の体験が終わるたびに、スタッフは次の子どもたちのために野菜を埋め直し、砂をかけます。その様子を見て、自分から一緒に砂をかけ始める子の姿もありました。

こどもごちめし 夏祭り2026

食事は、吉野家の牛丼や、お取り寄せグルメ通販「ミタセル」のカレーやサーモンマリネが並びました。「WeSupport Family」を運営するオイシックスからは飲料、ロッテからはお菓子もお土産として提供されました。

こどもごちめし 夏祭り2026

ダンスや収穫体験のにぎやかさとは打って変わって、食事スペースでのんびりとご飯を楽しみました。午後1時半、イベントは終了。子どもたちがお土産を受け取り、それぞれ会場をあとにしました。

「食」と「エンタメ」を組み合わせた理由

「食の支援」を軸にしたイベントで、どうして「ダンス」なのでしょうか。

企画を担当したLINEヤフーのプロデューサーの村上壮尚は、エンタメ領域に携わり、サストモでもアーティストの社会活動を伝える企画・発信をしてきました。

こどもごちめし 夏祭り2026

著名人の社会活動には、その思いをファンや一般の人へ広げる力がある一方で、活動の意図や背景が十分に伝わらなかったり、曲がった視点で見られてしまったり、心無いコメントを投げられてしまうこともあります。この状況に対しもどかしさを感じてきたという村上は、だからこそ、メディアやプラットフォームとして「本来のメッセージや想いを伝える役割を担いたい」と考えてきました。

加えて、自身も以前スポーツに取り組んでいたことや、アーティストマネジメントや音楽イベントなどに関わってきた経験から、今回の企画では「ダンス」に着目したといいます。

「スポーツは競技によって道具や場所が必要で、どうしてもお金がかかります。一方、ダンスはストリートカルチャーがルーツなので、体ひとつで表現ができて、手拍子だけでも楽しめます。イベントのあとも日常の中で続けられるかもしれません。

そんな、『いつでも・どこでも・だれでも』親しめる身近な体験として、今回のイベントの趣旨にダンスがフィットしていると考えました。性別や年代の異なる皆さんが一つになって楽しむメインコンテンツとして、LDH JAPANさんに協力いただき、TJBBのみなさんにご参加いただくことで実現しました」(村上)

「こどもごちめし」を運営するGigi株式会社の今井了介さんも、安室奈美恵さんの「Hero」などを手がけてきた音楽プロデューサーです。今回LDH JAPANがイベントに加わった背景にも、今井さんが音楽業界で築いてきたつながりがありました。加えて、LINEヤフーとLDH JAPANがパートナーシップを結んでいたことも、今回の企画につながったといいます。

LDH JAPANは、「Dreams For Children・子どもたちに、夢を。」を掲げ、未来を担う子どもたちにさまざまな体験やサポートの機会を届ける社会貢献活動に取り組んでいます。今回の夏祭りにも、その活動の一環として共催で参加。THE JET BOY BANGERZのメンバー5人が、子どもたちにダンスを届けました。

「ダンスを始めている子も、体験したことがない子も一緒に踊ることができて、自分がダンスを始めた頃の気持ちを思い出しました。純粋に『ダンスってやっぱり楽しいな』と、僕たち自身も改めて思わせてもらいました」(AOIさん)

HINATAさんも、自身が小学2年生のときに台湾でダンスを始めた経験を振り返ります。

「周りの人とは言葉も違いましたが、ダンスは話さなくても、体を動かすことで通じ合える文化だと思っています。それを今日、皆さんと共有できたことがすごく嬉しかったですし、自分が小学生だった頃のことも思い出しました」(HINATAさん)

TJBBのメンバーには、LDHが運営するダンススクール「EXPG」の出身者もいます。

「ダンスをやりたいと思って来た子たちばかりではなかったと思うんです。でも、リズムに体を委ねるうちに、子どもたちの表情がどんどんほぐれていった。親御さんも一緒に踊ってくださって、改めてダンスっていいなと思いました。アーティストの皆さんの、子どもたちとの触れ合い方も本当に上手でした。それは、EXPGで子どもたちにダンスの楽しさを教えてきた経験が、アーティストにも受け継がれているんだと思います」(今井さん)

普段は「利用者の顔を見ることが基本ない」

この日は、運営スタッフや協力企業の担当者が、子どもたちの様子をすぐそばで見守っていました。しかし、普段の「こどもごちめし」では、運営側が利用者と直接顔を合わせる機会はありません。利用者のプライバシーへの配慮のためです。

「子ども食堂に行くには、なるべく人目を避けたい、クラスメイトに会いたくないという人もいます。『こどもごちめし』は、外食を電子チケットで利用できるので、周りから見るとキャッシュレス決済でご飯を食べに来た親子にしか見えません。意図的に、そういう仕組みにしています。

周囲に知られずに利用できることが、このサービスの良さなんですが、その分、僕も利用者の顔を見ることが基本ないんですよね」(今井さん)

こどもごちめし 夏祭り2026

これまでにも親子を招いた小規模な体験イベントは開催しましたが、多くの企業や団体とともに開催するイベントは今回が初めてでした。

「やっぱり子どもたちが目の前で喜んでくれるのが何より嬉しいですよね。『こどもごちめし』の活動をより多くの方に知ってもらいたいですし、協力してくださる事業者さんの取り組みも、『こんな活動をしている仲間たちなんですよ』って知ってもらいたい。

イベントの運営は、関わる人も多くて手間も時間もかかります。それでも、年に何回かはこうして関係者が顔を合わせる機会があると、この活動を続けていく意義と活力を再確認することができるんです」(今井さん)

この日はダンスをする子どもたちを見ながら、食事などを提供していた企業の担当者が目を潤ませていたといいます。

「子どもたちや保護者さん、一緒にやってくださる事業者さんと、心を動かされる瞬間を一緒に共有できる。人生において大きな価値だなと感じました」(今井さん)

最後に、読者に伝えたいことを尋ねると、今井さんはこう締めくくりました。

「ものすごくミリ単位でもいいので、今日よりよい明日、今年よりよい来年をイメージしてみてほしいんです。本当に些細なことでいい。例えば、落ちているゴミをそのままにしない......などといったことです。

僕は今、子どもの食の支援に人生を全振りしていますけど、必ずしも全員がそこまで義務だと感じる必要はないと思うんです。子どもとの向き合い方や、環境のこと、自分の健康でもいい。わずかな一歩でも未来をよくしようと意識することで、自分や家族、次の世代に対して、少し誇らしく生きられるんじゃないかな、と。それらは全てお互いに未来へ繋がっていくのだと思います」

\ さっそくアクションしよう /

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