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豊かな未来のきっかけを届ける

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自然と暮らしがSDGsになる。黒谷友香さんの、EVとともにある二拠点生活

提供:日産自動車

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最近、日本でも電気自動車(以下、EV)の名前を耳にする機会が増えてきました。今年春に発表された日産の軽EV「日産サクラ」は、約2か月で注文台数が2万3千台を超え、大きな話題に。国や地方自治体の補助金も充実し、「EVに乗る」ことは、徐々に身近になりつつあります。

しかし、EVのある暮らしをまだまだイメージしづらい、という人も多いのではないでしょうか。

実際、生活にEVが加わると暮らしはどんな風に変わるの? 地方での暮らしには合うのかな? 夏になると電力逼迫のニュースもよく聞くけれど、電気で動くEVは大丈夫......?

そこで今回、Yahoo! JAPAN SDGsでは、東京と千葉の二拠点でEVのある暮らしを楽しんでいる方に取材しました。

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その方とは、俳優の黒谷友香さん。10代の頃から映画やドラマで活躍する一方、約25年前に千葉県郊外の山の中へ自宅を購入し、東京との二拠点生活を送っています。そして今は、EV「日産アリア(以下、アリア)」がスローライフの相棒に。

「自然に囲まれて暮らしていると、地球に住んでるのは人間だけじゃなく、他の生き物もたくさんいるんだな、と実感します。だからSDGs的なことも、当たり前に大事だなと思う。
アリアに乗っていると、義務感からじゃなく、自然とSDGsに参加している感覚になれますね

EVとスローライフ。あまり見慣れない組み合わせですが、黒谷さんの話からは、むしろ「EV×スローライフ」こそ、これからのスタンダードになるのでは?とすら感じさせられました。

EVのある暮らしについて、黒谷さんと、日産自動車でアリアを担当する織田康宏さんに、Yahoo! JAPAN SDGs編集長の長谷川琢也がインタビューしました。

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写真右:黒谷友香(くろたに・ともか)1975年生まれ、大阪府出身。10代から女性ファッション誌でモデルとして活躍。その後、俳優として映画・ドラマからCMまで幅広く活躍。

写真左:織田康宏(おだ・やすひろ)
日産自動車株式会社 日本マーケティング本部 チーフマーケティングマネージャーオフィス所属

聞き手:長谷川琢也(はせがわ・たくや)ヤフー株式会社 SR推進統括本部 CSR推進室 東北共創所属。Yahoo! JAPAN SDGs編集長。一般社団法人フィッシャーマン・ジャパン事務局長

アリアに乗った瞬間から、千葉モードに気持ちが切り替わる

── 黒谷さんは、いつから千葉での暮らしをはじめたんですか?

黒谷

25年くらい前で、まだ当時は世の中に「二拠点生活」という言葉もありませんでしたね。そもそも、きっかけは乗馬なんです。20歳の頃、乗馬を初体験してすごく楽しいなと思って、仲間が乗馬倶楽部を手作りしていたので、その手伝いをしたり。その近くに家も購入して、東京から通うようになったんです。

── 馬の近くで暮らしたい、が最初の動機だったんですね。

黒谷

はい。仕事が忙しい時は東京の家にいますけど、ちょっとでも休みがあると千葉に来て、馬に乗って世話をする......みたいな生活を続けてます。

千葉の家が山の中にあるので、庭で野菜やハーブを育てたり、DIYしたりするようになりました。それも「スローライフをしよう!」と思ってはじめたわけでもなくて、自然とですね。

コロナ以降、そんな千葉での暮らしを取材していただくことも増えてきたので、より自分らしく生きるために、自然の近くへ移住したり、二拠点生活をしたりすることへの関心が高まってるんだな、と感じます。

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愛馬のヨモちゃんと触れ合う黒谷さん。6~7年前に出会い、オフの日にはヨモちゃんに乗ったり、シャンプーやマッサージをしたりと一緒に過ごしている

── 東京で仕事して、千葉ではのんびりスローライフを楽しむ。まさにコロナ以降、憧れる人の増えているライフスタイルだと思います。

黒谷

やっぱり東京では気が張っていることも多いので、千葉に行くと、気持ちが切り替わるのを感じます。最近は車で行き来することが増えたんですけど、それこそ東京で、アリアに乗った瞬間から都会モードからオフに切り替わってるのかも。

── 「千葉に向かうぞ!」みたいな。

黒谷

そうですね。アリアって、車ですけど「相棒」みたいな感じなんです。キーを持ったまま近づくと、フロント部のVモーショングリルやエンブレムのライトがふわっと光って、その姿が「お待ちしてました」と言ってるみたいだったり。運転も、すごくリラックスしてできますし。

織田

ラウンジのように落ち着く車内空間を意識してデザインしていますね。また、プロパイロット2.0機能が運転をサポートしてくれるのも、リラックスできる理由だと思います。

黒谷

そうそう! 人を乗せて運転していて、プロパイロット2.0に切り替えると驚かれるんですよ。「なんで?」って聞いたら、私が運転してる時の微妙なブレが、プロパイロット2.0になると全部なくなって、スーッと安定するらしくて(笑)。

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── ガソリン車とは、やっぱり乗り心地が違いますか?

黒谷

最初に乗ったとき、すごく静かだし揺れないのにまず驚きました。乗り始めてから約半年くらい経ちますけど、乗るたびに、いまだにワクワク感を感じるんです。運転するのが楽しいし、毎回なにか新しい発見がある。それで、いろいろ調べてみて、「だから揺れないんだ!」とか理由を知るのも楽しくて......。

織田

黒谷さんは、日産のアリアやEVに関する情報を本当に深くご存じですね。

黒谷

もう、純粋にすごく好きなんですよね。今日は語りたいことがたくさんあって......喋りすぎてたら教えてください(笑)。

── 黒谷さんのアリア愛をすでに感じています!

未来は、生き物と緑とテクノロジーが融合した世界?

── そもそも、EVにはどんな印象を持たれていたんですか?

黒谷

友人が「日産リーフ(以下、リーフ)」を持っていて、よく助手席に乗せてもらってたんですよ。その時は、東京~千葉間の往復でも1回の充電だけで心配になることはなかったし、CO2も出さないですむ。だから、乗る前の不安は全然ありませんでした。

リーフに乗ったときも静かで驚いたんですけど、アリアはその上をいってましたね。リーフに乗っている友人も「アリアを知っちゃうとね......」というくらい(笑)。アクセルもちょっと踏むだけで力強く加速して、すごく気持ちいい。

── 僕も以前、リーフを体験して静かさや加速に驚いたんですが、さらにその上とは。

黒谷

乗るとわかりますよ! ほんとに楽しいです。あと、アリアの「禅」がモチーフになったデザインも好きで。

私、谷崎潤一郎さんの『陰翳礼讃(いんえいらいさん)』がすごく好きなんです。日本人の陰翳(暗がり)の中に美しさを感じたり、生活と自然が一体となった感性が描かれた作品なのですが、アリアのデザインに通じるものを感じていて。EVって近未来のイメージがあるんですが、竹林や森の中みたいな、自然の中に置いても不思議と調和します。

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織田

シンプルに、あえて主張しない引き算の美学がアリアのデザインにはあると思います。だから都会のコンクリート中心の風景にも、自然に囲まれた風景にも馴染むのかなと。

黒谷

最初は「アリアに乗ると不思議と気持ちが落ち着くな」と感じてたんです。それも、あとから理由がわかって。

── 禅のコンセプトでデザインされているから。

黒谷

フロアマットが石庭(せきてい)の模様だったり、車内のあちこちに組子(くみこ)模様があしらわれていたり、目に入るモチーフに和の感覚を感じます。車内がすごく静かだし、乗ると自然と落ち着くんですよ。「整う」って感じかもしれません。

── 未来の車であり、日本の昔ながらの精神も取り入れられているんですね。その組み合わせが面白いなあ。

黒谷

そうそう、今日見て欲しかったものがあるんです。今年買ったスカーフなんですけど。

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黒谷

よく見ると、馬がいて、人間もいて、EVみたいな未来の車も描かれていて。なんとなくデザインに惹かれて購入したんですけど、これってEVが普及した未来の姿なんじゃない?と思うんですよ。

── 人と自然と、最新のテクノロジーが共存している。未来の世界って、ひと昔前はツルッとした人工的なイメージが強かったですけど、それとはまた違う姿ですね。

黒谷

そうそう。自然とテクノロジーが共存する未来って、すごくいいなと思います。

千葉で暮らしてると、猪や狸もいるし、虫や花も季節によって変わる。人間だけじゃなくて、他の生き物もいるんだな、と自然の存在を強く感じるんですよね。だから当たり前に自然を大事にしなきゃ、と思いますし、EVはそんな未来に繋がってる気がします。

EVのある暮らしは、自然とSDGsに参加できる

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── 黒谷さんのお話を聞いていると、「楽しい、気持ちいい」からEVに入って、そこからSDGsにも繋がっているように感じます。それって、まさに日産の皆さんが仰っていることでもありますよね。

織田

そうですね。EVは運転自体がすごく楽しいので、まず仕事や買い物に行く日々の移動がガラッと変わります。それで暮らしが楽しくなる。その先に、SDGsにも繋がる側面があると思っていて。

例えば、EVに貯めた電気を家で使うことができます。もし自宅にソーラーパネルがあれば、そこで作った電気を車に貯めて、夜に家で使う......なんて「電気の地産地消」も可能になりますね。

── 再生可能エネルギーだけで暮らすことも、ぐっと身近になりますね。

黒谷

今日は晴れたから充電できるな、とか、より自然を身近に感じることにもつながりそうです。

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雨上がり、庭にある急速充電器にアマガエルの姿が

織田

最近、電力逼迫のニュースも多いですよね。EVというと「電気をたくさん使うんでしょ?」とネガティブな印象を持つ方もいらっしゃいます。でも、むしろ電気が余っているときにEVへ充電しておけば、電力が逼迫している時間は貯めた電気で走ったり、 V2H(※1)機器を導入すれば、EVの電気を家の電気としても使ったりできるんです。

特に再生エネルギーは、発電ピーク時と、そうじゃない時の電力のムラが大きい側面もあります。だからこそ、「余っている時に貯める」使い方ができるEVは、むしろ社会における電力の調整弁になります。

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黒谷

すごく時代を先取りしてるな、と思います。車って、以前はCO2を排出する代表格みたいなイメージでしたけど、EVになれば、そうした課題の解決にも繋がる。しかも、固く考えずに、楽しくEVに乗ることが、自然とSDGsに参加してることになるのがいいな、と思いますね。

織田

まずは、車として愛せるかが大事ですよね。さらに、そのアクションが環境にも貢献している。それがあるべき姿だし、持続可能なあり方だと思います。

EVの「軽トラ」が欲しいです!

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黒谷

今日は日産の方にぜひ伝えたいことがあったんですけど......EVの軽トラが欲しいんです!

── 軽トラ、ですか。

黒谷

やっぱりスローライフをしてると、軽トラが欲しくなるシーンが多いんですよね。馬力もあって、環境にもいいEVの軽トラがあったら最高だと思うんですよ。

── たしかに、いいですね。僕も気になります。

黒谷

軽トラで庭のための芝生も運びたいし、堆肥づくりのための馬の糞も運びたくて。自分の馬が出したもので、野菜やハーブを育てて、自分がそれを食べる。それってすごい循環じゃないですか。堆肥づくりもSDGsの一環として実践してるんですけど、軽トラがあったらもっと捗るなあ、と思ってます(笑)。

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織田

EVに関しては車種もいろんな展開を考えており、技術ももっと進化していきます。

例えばバッテリーでいうと、「全固体電池」という新しい技術があって。 今はリチウムイオン電池という液体の電池を活用していますが、それが固体化することでエネルギー密度が上がるので、バッテリーが小さく、軽く、コストも安く、ということが実現できます。車内ももっと広くなりますね。

── それはすごいですね!

織田

日産としては、2028年の実用化を目指しています。

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黒谷

もっと進化していくんですね、楽しみ。アリアに乗ってると、すごく未来を感じるんです。たしか「みちびき」って衛星と連動していて、安全運転をサポートしてくれてるんですよね。

織田

さすが、詳しいですね(笑)。

安全運転のための技術でいうと、「次世代LiDAR(ライダー)」というものもあります。走行中に人が飛び出してきた時、車の側で察知して停まったり、避けたりしてくれるんです。そうした事故をなくすための技術開発に、日産として取り組んでいます。

── 「ゼロ・エミッション(=CO2を出さない)」と並んで、「ゼロ・フェイタリティ(=事故をゼロにする)」は日産が掲げている目標の一つですよね。EVのこれからの進化も楽しみです。

織田

色々お話ししましたけど、EVはとにかく楽しい車です。まずはシンプルに、「楽しい」から入っていただけたらなと。楽しく乗っていると、いろんな社会課題の解決に繋がって、いつの間にか地球がよくなっている。その一助になれば、と思って日々頑張っています。

黒谷

みんなが暮らしを楽しんで、自然といい世界になっていたら一番ですよね。これからもアリアを相棒に、二拠点生活を楽しみます。

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【日産自動車の関連リンク】
・黒谷友香さんのMY ARIYA LIFEはこちら
・日産アリアWebカタログトップはこちら

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・「楽しい」の先に、カーボンニュートラル。軽の電気自動車「日産サクラ」に込めた、社員の想い
・「やっちゃえ NISSAN」が目指す、ふたつのゼロ。日産自動車がEVで描く未来

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  • 取材長谷川琢也

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    取材・文友光だんご(Huuuu)

    Twitter: inutekina

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    撮影土田凌

    Twitter: @Ryotsuchida

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    編集ヤマグチナナコ

    Twitter: nnk_dendoushi

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