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Femtechへようこそ!初めての方向けfemtech入門編

フェムテック推進 EXPO

代表理事:皆川 朋子

一般社団法人 Femtech Community Japan
代表理事:皆川 朋子
URL:https://www.femtechjapan.org/

外資ITコンサルティングに従事後、英国Cambridge大学留学を経て、独立系戦略コンサルティングファームの執行役員、人工知能ベンチャー取締役・事業責任者に従事した後、独立系VCに参画しスタートアップへの投資・事業成長の支援、女性起業家支援などに従事。投資領域は、Fintech、Insurtech、Deeptechのほか、近年は女性ヘルスケアのFemetch領域に注力する。2022年7月より外資製薬会社にてWomen's Health Commercial部門の責任者として従事。2021年3月、Femtech Community Japanを設立。
東京大学工学系研究科応用化学修士、英Cambridge大学経営学修士(MBA)

動画URL https://online-event.dmm.com/main/page/femtech2210/venue/schedule_detail.php?uid=631714be581ab

参加の皆様、はじめまして。
一般社団法人Femtetch Community Japanの代表理事をしております皆川と申します。今日はどうぞよろしくお願いいたします。

今日は、「フェムテックへようこそ!」というタイトルで、初めての方向け、フェムテック入門編ということで、「フェムテックって何?」という基本的なお話をさせていただければと思います。

Femtechの定義と背景:Femtechとは

まずは、「フェムテックとは何か」いうところからですね。グローバルのニュースでもフェムテックを取り上げる件数が非常に急増しております。世界的に女性のヘルスケア、そしてそれにまつわる課題を解決するプロダクトに注目が集まっております。

アメリカのメディア、CB Insightsというところの調査結果では、フェムテックを含むウィメンズヘルスに関する記事がどんどん増えています。海外の事例として様々なメディアで、ほんとに毎日フェムテックという言葉を見かけないことはないぐらい盛り上がっているという領域になります。

では、フェムテックとは何でしょうかというところをご説明できればと思います。

フェムテックとは、女性を意味する「Female(フィメール)」と、「Technology(テクノロジー)」の字を掛け合わせた造語になっておりまして、女性が抱える月経や不妊治療など様々な健康の問題を、テクノロジーを紐付けることで解決をしていこうという分野を指しています。

元々は、月経アプリ「Clue」というものがありました。こちらも後ほどご紹介しますが、スタートアップの企業の代表の方が、投資家と話をするために、「フェムテック」と名前をつけたのが始まりになります。

ちょうどスタートアップの領域、テクノロジー領域ですと、例えばフィンテックとか、保険だったらインシュアテック、そしてガバメント向けのサービスであればガブテックというように、さまざまな形で「○○xテック」という言葉が出てきていると思います。それと同じように造語を作ったというものになります。

女性のヘルスケアの課題と言うのは、例えば若い世代の方で言えば生理だ
ったり、セクシャルウェルネスといったものもございますし、複数の世代にまたがって、女性特有の婦人科系の疾患というのがございます。

さらに日本では大きく話題になっているかと思いますが不妊治療、そして出産した後の産後ケア、育児、これはベビーテックとも呼ばれます。それから更年期のさまざまな症状といった、女性ならではの体の悩みに紐づいていると言うふうに言われています。

世代やライフステージによって様々違ってきていますが、今までは女性が我慢したり、人知れない努力で解決していたかもしれないというところを、テクノロジーでもっと手軽に快適につきあっていこうというのがフェムテックの目指すところ、となっております。

Femtechの定義と背景:対象カテゴリ

フェムテックのカテゴリの分け方として、いわゆる女性のお悩み別というところでみますと、本当に幅広くあります。

今申し上げたように、例えばライフステージ別に多くの人が迎える課題を見てみますと、初潮から月経にまつわるさまざまな課題がありますが、これにつきましては、例えば生理関連のトラッキングのサービスだったり、月経に関連するヘルスチェックだったり、もしくは吸水ショーツや月経カップと言った今までとは違った新しいプロダクトというのがたくさん出てきています。

不妊・妊娠周りも、不妊や妊活をする方向けサポートをするサービスだったり、「妊孕力」(にんようりょく)と呼ばれる妊娠できる力、こちらアプリですが、その妊孕力をホルモンで検査するようなキット、そして卵子凍結サービスといったものが出てきています。

また、妊娠から出産で、お母さんと子供の健康・体調が非常に重要になりますので、それを管理できるようなウエアラブルだったりですとか、もしくはIoTの搾乳器。赤ちゃんにお乳をあげる時、搾乳器がブラの中に入れられるような小型でシンプルなものが出てきたりしています。

また、更年期、月経が終わるタイミングですね。女性の体に大きなホルモンの変化が起こります。それに伴ってさまざまな変化が出てきますので、例えばオンラインの相談だったり、ウエアラブルのデバイスでそれを予防していったりということができてきています。

また、ライフステージに必ずしも依存しないような課題として、例えば避妊。例えば排卵チェックができるようなデバイスが出てきたり、ホルモンの検査のデバイスが出てきています。

また女性の特有疾患でいいますと、健康診断や婦人科検診で検査するよりも前に、より手軽で検査ができるようなデバイス、検査のサービスができていたりします。

また女性のヘルスケア全般としては、たとえばデリケートゾーンのケア、骨盤底筋といったところの様々なケア用品だったり、トレーニングサービスが出てきたりしています。そしてセクシャルウェルネス、これは男女の性交渉にまつわる様々なプロダクトということで、例えば性病検査の簡単なものが、誰にも言わずアプリでできたり、性交渉にまつわって女性が我慢しなくてもいいような、もしくは我慢を軽減するようなものというのがでてきているかたちになります。

Femtech市場動向

このフェムテックの市場動向は、社会全体の課題だったりトレンドというのが重なって、今世界や日本で大きく広がっているという背景があります。

1つ目は女性の社会進出におけるギャップ、2つ目は女性のエンパワメントの動き。3つ目がそれを支える解決策としてのテクノロジーの進化というところがございます。

後ほどお話ししますが、日本では政府が、不妊治療の保険適用といったところも含めてフェムテックもしくは女性のヘルスケアの領域をかなり後押ししております。そういったところも全体の動きとしてお話しできればと思います。

まず一つ目、「女性の社会進出のギャップ」について。

女性共同参画のデータについては皆さんもご覧になっているかと思いますが、例えば社会のシステムだったり会社の福利厚生の制度だったりというのは、もともとは働く男性と家庭を守る女性というのをモデルケースとして作られているというところがあります。

一方で、現状は共働き家庭のほうが日本でも多数派になっています。男女共に働き続けるというライフスタイルが拡大する中で、女性は今までと違って男性と同じように働きながら生理の課題を抱えたり、場合によっては不妊治療をやったり、もしくは更年期に対応していったりということをしていかなきゃいけないと。このギャップを埋めたいというニーズが出てきたということになります。

2つ目は、「女性のエンパワーメント」です。

皆さんもご存知のように「#MeToo」運動というのが数年前から動いています。女性の消費者だったり、意思決定者としてのパワーが強まってきたこともあって、性にまつわる課題というのは生物学的には人間として人類として必要なものになるので、そこをタブー視しないと。きちんとオープンにして、理解をしあって解決していこう、そういったエンパワーメントの動きというのが動いています。

そして3つ目、「テクノロジーの進化」。

大きくは3つあります。例えばヘルスデータやアクティビティデータなどの日々のさまざまなデータというのを、スマホだったりモバイル端末、一般のユーザの方が簡単に持てるようになってきました。Apple Watchもさまざまなデータがとれることをよくご存知かと思いますが、そういったデバイスを使うことによって、日々のアクティビティというのがよりたくさん蓄積してとっていけるようになってきています。

こちらと合わせてセンシングだったりIoTの技術が進化してきたというのもございます。以前は病院に行って、高価な検査機器だったり、高度な検査でないとわからなかったようなバイタル、つまり生体のデータというのがより手軽に、より高度に、信頼性の高いデータが取れるようになってきたということがございます。

最後にデータ解析という意味で、AIだったり機械学習という技術が進化をしてきました。

年に1回健康診断に行ってとれるデータがありますが、例えばApple Watchのようなウエアラブルを持っていたり、もしくは歩数計の機能というのはほとんどのモバイルに入っていたりします。こういったかたちで日々データをとっていける。そうすると、今までは見つけられなかったようなさまざまな個人の違いであったり、予測であったりができるようになり、これまでできなかった分類だったり最適化といったことが可能になってくると、こういった背景がございます。

Femtechの背景とトレンド

次に、世界のトレンド的なトピックスをいくつかご紹介できればと思います。

日本では少子高齢化が非常に大きな課題にはなっておりますが、世界でも大きな課題になっています。世界の人口は2064年にピークを迎えて減少していくというようなデータも出てきています。

ですので、少子化だったり不妊治療だったり、あるいは女性の活躍を推進しながら課題を解決していくというのが、世界の課題になっているということになります。

一方で、女性の医療データがすごく不足しているというのが課題になっております。

女性には毎月生理があります。妊娠出産をするための体の機能として生理がありますが、その周期によって身体の状態が毎月毎月揺れてるんですね、アップダウンしていると。そうするとお医者さんにとっては、何かお薬を投与したり、何かやったりする時にとるデータというのが女性だと毎回変わっていってしまうと。研究においてもラットという動物を使って動物実験することが多いのですが、その際もメスではなくオスを使うというのが今までの一般的な実験の仕方でした。

これは人においても同じで、1994年までアメリカのNIHと言う所でも、お薬を使う臨床試験でも、「女性を含まなくてはいけない」というルールがなかったんですね。なのでそれまでは男性だけでいろんな実験をして、男性でこれくらい効いたから、女性は体が小さいから3分の2位の容量でいいですかねという感じで処方をしていたと。ただ男性と女性で体の仕組みが違ってくるところがありますので、女性のデータが圧倒的に足りていないと言われています。

また、コロナの感染の中でもいくつか話題になりましたが、例えば年齢、ライフステージ、もしくは人種的な違いというところも疾病のかかりやすさだったり、重症化の仕方というところに関わってくるので、そういったところをもう一歩二歩踏み込んでデータをとっていくというのが、今課題になっています。

こういった領域、実は新しい動きが研究領域にもあります。

スタンフォード大学のロンダ先生という方が提唱した研究領域なんですが、「Gendered Innovation」と言う言葉が出てきています。

まさに今申し上げましたように、多くの研究や開発というのがある程度男性を基準に進められていると言うことがあって、その中で性差が見過ごされやすいところに着目し、性差がどれくらいあるかということを、いろいろな研究領域で入れていきましょうという動きになっています。

ちょうど今年の6月に、お茶の水大学でGendered Innovation研究所というのが立ち上げられました。ここはフェムテックという領域と非常に相関性の高い研究領域と注目をされています。

Femtechの動向

次に、フェムテックの動向のお話をさせていただければと思います。

まず市場全体です。古いデータになりますが、マーケットと言うのは2025年には5兆円を越すと言われております。

フェムテックのスタートアップに対する投資金額もここ数年非常に大きく伸びているというのが世界での動向になっています。

去年、2021年、第2四半期の時点で、イギリスのフェムテックアナリティクスという調査会社が出したレポートによると、領域も多いですし、プレイヤーも非常に多くなっています。数字で見ますと、フェムテックの企業、スタートアップも大企業も含めて1500社以上あると言われておりますし、投資家も1000人以上の投資家がこの領域に投資をしていると言われています。

R&Dのセンターとしても、女性のヘルスケアに注力を注いでいるのが世界中に30ヵ所以上と言われておりまして、多くの研究、ビジネスにおける投資が行われていると言われております。

続いて、フェムテックのプレイヤーのグローバルの動向についてです。

先ほど申し上げましたFDA、日本でいうと厚労省みたいなところですね、薬であったり、ヘルス関係の規制であったり監督をしているところがあるんですが、そこで妊娠可能な女性に向けての臨床試験をきちんとやっていきましょうと動いたのが2010年と言われています。

そこで世界初のスマホの月経、妊娠可能月のトラッキングアプリが出たと言われているが、先ほどご紹介いたしましたClueというプレイヤーさんです。これが2013年と言われています。

実は、日本では「ルナルナ」と言うプレイヤーさんが、ガラケーの時代からサービスを提供しているので、Clueが世界初というとちょっと違うかなという気もしますが、このレポートの中でそのように言われています。

そこから月経だけではなく、妊娠、授乳だったり更年期向けのソリューションの開発が進んできて、直近では予防だったり早期診断、モニタリングといったスタートアップが拡大してきたというのが背景にございます。

簡単にいくつかピックアップをしてご紹介できればと思います。

海外Femtech Players

例えば「Kegg」というデバイスとアプリのセットのプレイヤーさんです。これは膣の中のおりものをモニタリングすることで、自分の排卵日だったり妊娠しやすい時間を知ることができるというアプリになっています。

そして、「bloomlife」というアメリカの会社です。こちらはウェアラブルの陣痛のトラッカーで、お腹に貼って赤ちゃんの心音だったり、子宮の動きというところと、陣痛、お母様も気づかないような陣痛を見つけていくというのをやっています。

それ以外にも、DNAの解析と妊孕力を予測していくようなサービスだったり、乳がんをセルフチェックで発見できるような、アプリとデバイスのセットというようなものの開発が進んでいます。

海外でのプロトタイプのもの、まだ市場に出てきていないようなものを見ますと、非常に先進的なものもどんどん研究開発が進んでいるようです。

例えば「impli」という会社では、長さ1センチ程度のカプセルを手の甲や体の中に埋め込んで、そこで血中のホルモンをモニタリングというようなデバイスを開発していたり、性病の検査が自宅でキットで、かつスマホのアプリを使って画像で診断できるというのを開発しているプレイヤーもいます。

またイスラエルの会社では、経血をとって、経血の中に含まれているいろいろな物質を分析することで、予防や体調の管理に役立てようというプレイヤーも出てきています。

日本のFemtech Players

一方で、日本のプレイヤーはどうでしょうか。

2020年にフェルマータさんというフェムテックのプレイヤーさんが作ったマップがあるのですが、全体で97サービス、一部男性用のものも含めた形ですが、さまざまなプレイヤーさんが立ち上がってきていると。

とはいえ、日本はやはりプレイヤーがまだ広がりきっていないというところもございます。

このマップとは別に、Plug and Playさんというアクセラレータが出したグローバルの中で108のスタートアップをピックアップしたマップがあります。

それを見ると、日本の企業さんは避妊だったり栄養管理だったり、まだまだ手を出していないホワイトスペースがあるというのが、フェムテックの状況になっています。

そして、日本でよく見かける、先に立ち上がっている領域というのも、少しご紹介できればと思います。

一番先に立ち上がっているのは、月経アプリです。さきほど申し上げました「ルナルナ」というウサギマークの企業さん。こちらは20年ぐらい前から月経の管理をやっています。それ以外にも、例えばLINEをベースに月経管理をやっているPAIRCAREさんですとか、男女のコミュニケーションを重要視されているようなプレイヤーさんなど、さまざま出てきています。

よくニュースに取り上げられるのが、吸水ショーツと呼ばれる、生理の経血を吸水できる下着ですね。これはどこまで「テック」と言うかというところもありますが、こういったプレイヤーさんもおそらく国内で数十ブランド以上、手に入るという形になっています。

それ以外では、自宅でできるような妊孕力だったり、ホルモンの検査サービス、それからDtoCブランドということで、独自のブランドを立ち上げて女性のヘルスケアに特化したプロダクトをさまざま展開している「フェルマータ」さんだったり、「WRAY」さんといったところが出てきています。

こういったプレイヤーさんに伴って、情報発信をするようなウェブを中心としてメディアも多数できているというのが現状になっています。

ただ、まだまだフェムテックに関する知識も認知もなかなか広がっていないというところもあります。また一方で、女性の課題としては仕事と妊娠、結婚の両立については若い世代を中心に、まだまだ悩みが多いと言うような調査結果も出てきています。

Femtech普及に向けた政府施策

次に、日本の政府の施策というのも、いくつかご紹介できればと思います。

まず、今年の4月から不妊治療が保険適用になりました。もともとは1回不妊治療をすると50−60万円、人によってはもっとかかっていたところを、うまく保険制度を使っていくと、10万円もかからないかたちでできるようになって、より広い人たちが不妊治療にチャレンジできるようになってきました。

また、自民党の中でもフェムテック新興議員連盟という、議員さんたちが新しい制度もしくは仕組みを作っていくという観点で、生理関連、不妊治療、更年期といったところをテーマにおいて、さまざまな制度政策に向けた議論を今続けていらっしゃいます。

経産省もフェムテック等サポートサービスということで、昨年の令和3年から助成金のプログラムを立ち上げており、今年も約20事業者が選定されて実証実験を実施しているという状況になっています。

国内Femtechプレイヤーと事例

フェムテックのプレイヤーさん、いろいろいらっしゃるので少しご紹介できればと思います。

不妊治療の領域では、「不妊治療って何?」というユーザーさんから、もう何回もやっているという方まで、不妊治療の中でも悩みがすごく違っています。それに合わせてサービスがあります。例えば「famione」さんという不妊治療のカウンセラーと相談ができるサービスを提供しているプレイヤーさんもいれば、クリニックに行く時にどんな先生がいてどんな治療を受けられるかといったことを集約して情報提供しているようなメディアがあったり。

もしくは、不妊治療をデータからアプローチをして、一人一人に最適な利用方法をサポートする「vivlola」さんという会社が出てきています。

そして2021年、去年あたりから大企業の参入が増えてきたというのも大きなトピックスとなっています。

GU とオムロンが、「GU BODY LAB」というウェルネスに特化した取り組みを立ち上げたというのも大きなニュースになっていますし、生命保険の企業さんが、より幅広く女性の健康をサポートするということで、フェムテック事業者さんと共同でプログラムを立ち上げたりといったことが進んでいます。

女性だけではなく、様々な世代の理解を広げるという動きも出てきておりまして、こちらは性教育だったり、女性の体の変化というところに特化し、厚労省と一緒に「#つながるブック」というブローチャーを作るという取り組みもあれば、芸能人のインフルエンサーの方が、フェムテック関連の情報発信をしたりというかたちで動いています。

そして、子供やお若い方に対しての性教育の本だったり、集英社さんが出している「りぼん」という少女向けの雑誌が、「生理カンペキBOOK」という生理のさまざまなプロダクトに特化したものなども動いています。

一つ日本の状況として申し上げたいのは、海外の事例を見ていただくと、さまざまなデバイスだったりを使用するサイエンスもしくはテクノロジーに近いサービス・プロダクトがたくさん出てきています。日本はもう少しそれに追いついていかないといけない状況にあると言うふうに私は思っておりまして、今見ていただいいる日本でのサービスというのが、オンラインで専門家とつないだり、生理のトラッキングをしたり、もしくはおうちで検査をしたりという程度のレベルになっているというところがあります。

より科学的・技術的に特化をした企業さん、もしくはスタートアップの方たちが、このフェムテックの領域に入ってくることが、社会全体で期待されているというふうに感じています。

さいごに

最後に私どもFemtetch Community Japanのご紹介をさせていただければと思います。

私たちは去年、2021年3月に立ち上げた団体でして、フェムテック関連のビジネス、プロダクト、サービス推進のために、幅広く関係者が繋がって、議論、情報共有、ネットワーキングを行う場を提供しています。また国内外のフェムテック関連の情報発信なども行っております。

目的は「リテラシーの向上・社会認知の拡大」「法制度・コンプライアンスの知見拡大」「テクノロジー適用とビジネス実装」ということで、ビジネス、プロダクト、サービスを推進していくことで、ユーザーさん、主に女性の皆さんに幅広い情報を提供し選択肢が得られるような活動を行なっています。

現在参加メンバー約500名。半分くらいが大企業さん、4分の1ぐらいがスタートアップだったり起業準備をしているような方たち、それ以外に投資家や弁護士、会計士さんなどのような専門家、医療従事者、アカデミア・研究者さんなどがいらっしゃいます。それ以外にフェムテックに興味のあるメディアの方たちともつながりがあるというような団体になります。

少し宣伝になりますが、メンバーの募集、引き続きしておりますので、QRコードより参加を頂けましたらと思います。

ホームページ以外にnote、Twitterもやっておりますので、こちらもぜひフォローください。以上になります。ありがとうございました。

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