寝具ってどう棄てればいいの? 購入から手放すまでに私たちができること

新生活に向けての引越しや衣替えで寝具を買い替えたいと考えている人も多いはず。そんな時に「リサイクルしたいけれど方法がわからない」「大きいので廃棄するのに手間がかかりそう」と思ったことはありませんか?実は寝具のリサイクル率は2%以下と低く、大量廃棄が問題視されているのです。今回は寝具を新調する時のサステナブルな選択肢と廃棄問題の低減、解決に向けた取り組みをご紹介します。
取り残される寝具の製造、廃棄における環境問題
毎日使う寝具ですが「どのように廃棄されているのか」はあまり知られていません。布団のリユース方法として、中綿をほぐし熱処理などにより羽毛の風合いを取り戻し、新しい布団に仕立て直す「打ち直し」という伝統的な手法がありますが、手間もかかるため布団の多くは粗大ごみとして廃棄されることが多いのが現状です。

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環境に配慮した寝具選びとは
布団は構造上、中綿を目視で確認することが難しいためトレーサビリティの確保(※)がされた商品を購入することで、原材料である羽毛の安全性を確認することができます。

寝具に関する環境問題を軽減するために、素材の選定や生産背景において環境に配慮している製品のほか、購入することで環境問題に貢献する団体に寄付ができるサービスも開発されています。地球や人にやさしいサステナブルな視点で、寝具を選んでみませんか?

布団に関連する認証
J-TAS(JBA羽毛産地認証)
羽毛の産地表示による消費者からの信頼の向上を目指し、日本羽毛製品協同組合と共に、羽毛のトレーサビリティ監査システム (JBA Traceability Audit System) を開発。 J-TAS ラベルが付いた製品は羽毛産地から羽毛製品まで追跡が可能です。
企業取り組み
Koala Sleep Japan
再生可能でリサイクルされた材料を出来る限り使用したマットレスや寝具などを販売。WWF(世界自然保護基金)と提携して、売り上げの一部をコアラなどの絶滅危惧種に指定されている動物や森林を保護する活動に寄付しています。アメリカの非営利団体「B Lab」 により、透明性・説明責任・持続可能性・社会と環境へのパフォーマンスの分野で優れている企業に与えられる「B Corp」の認証を取得。
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環境に配慮して寝具を手放すには
寝具を手放す時に個人でできるサステナブルなアクションの選択肢として、寄付やフリマアプリで売るなど様々な方法があります。

その中の一つであるリサイクルについて、不要な布団を回収してくれる企業の取り組みを紹介していきます。
1.ニトリの布団回収の取り組み
期間限定で不要になった布団を回収し(※)、再生羽毛を使用した布団のリサイクルをおこなっていました。回収した布団は解体後洗浄をして再生羽毛として再生。布団の持ち込みに加え、商品の購入をすればニトリで使えるポイントも付与されるのでお得です。
2.Green Down Projectによるダウン製品回収の取り組み
全国各地の寝具を取り扱うショップで回収した布団の羽毛をリサイクル。使用している間についた汚れや埃などの不純物を洗浄し取り除き、清潔で安心して使えるリサイクル羽毛「GREEN DOWN」を製造しています。
3.サステブの布団の回収・再生サービス
自宅にいながら布団をリサイクルできるサービス。布団回収キットを申し込み、届いたら梱包をして集荷を待つだけ。回収された布団は、洗浄などの行程を経て座布団などの中材や軍手などに生まれ変わります。
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EMOOR
寝具
¥22,990
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gelato pique Sleep
寝具
¥9,163
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寝具
¥16,990
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無印良品
寝具
¥12,901
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aimoha
寝具
¥6,606
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無印良品
寝具
¥6,991
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FOO TOKYO
寝具
¥27,500
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Jubilee
寝具
¥2,244
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iellio
寝具
¥4,990
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WITH OR WITHOUT
寝具
¥18,000
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VIBGYOR
クッション/クッションカバー
¥1,188
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Paradise Picnic
クッション/クッションカバー
¥8,580
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毎日使うものであっても、あまり注目されることのない寝具にまつわるサステナビリティの課題。購入してから廃棄するまでに私たちができる選択により、寝具の抱える環境問題は一歩ずつ改善に近づくことができます。布団だけではなく日々の暮らしと共にある洋服やアイテムを新しく選ぶ時、そして手放す時、私たちには様々な選択肢があります。少しでも地球にやさしく生活したいですね。
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