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那須川天心さんに学ぶ『世間の声との向き合い方』

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写真はイメージです(写真:アフロ)

いつも前向きで、「関係ないっしょ気持ちっしょ」の精神をもつ、"神童"那須川天心さん(26)。現在最も有名な現役アスリートの一人だが、キックからボクシングに転身したデビューから2試合連続の判定決着に「パンチ力がない」「KOできない」などと、マイナス面ばかりを強調する見方もSNSを通じて那須川の目に入った。だが彼はアンチファンを突き放そうとしない。

大事なのはSNSより現実社会ですから──プロボクサー那須川天心が語る「世間の声」との向き合い方

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SNSは諸刃の刃である。特に結果が必ず出てしまうアスリートに対しては、応援や賞賛を届けられるツールである一方、誹謗中傷の温床にもなる。人は批判の目を向けられると多少なりとも心にさざ波が広がるものだし、身体と同様に心のコンディショニングが必要であるプロアスリートにしてみると、付き合い方を考えなければならない部分もある。しかし那須川は「ふざけるなよって言うのも違うと思うんです。おもしろおかしく、なんやねんみたいな。アンチの人も、アイツおもろいじゃんみたいになればいい。突き放すよりは巻き込んだほうが絶対にいい。その姿勢は大事にしています。自分は"異物"だと理解しているし、別にそれでいいんです。ボクシングのルールに則った、ちゃんとした"異物"でありたい」と語る。

誹謗中傷をゼロにするのは難しい。表舞台に立つ人間からすると宿命のようなものだ。その時いかに「自分に自信を持ち続けることが出来るか」そして「すっと受け流せるか」が重要だと那須川は教えてくれている。この柳の木のようなしなやかな精神力は、本来日本人は得意な領域で、敗戦からの立ち直りや大震災からの復興に始まり、ビジネスシーンや柔道や野球などのスポーツでも、日本人の「レジリエンス」が注目される機会は多い。現実社会と向き合って、毎日頑張ってみる。失敗したっていい。気にしなくていい。そういった精神をもってSNSとも付き合っていきたいものである。

著者
株式会社博報堂 レジリエントライフプロジェクトリーダー 吉田啓一

Okazaki Akiko

RESILIENT LIFE PROJECT

レジリエントライフプロジェクトは、自然災害のリスクをはじめ、社会に起因するリスク、そして個人に起因するリスクに至るまで、あらゆるリスクが生み出す困難を乗り越えるための「レジリエンス」を高め、より豊かな生活の実現を目指すための、官民が連携した取り組みです。
レジリエントライフプロジェクト 公式サイト

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