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生理中の心配や困りごとを減らす。ナプキンの備品化プロジェクト「職場のロリエ」

提供:花王

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「仕事中なのに、予期せぬタイミングで生理がきてしまった......」

突然やってきたために生理用品を用意していなくて、心配をしながらコンビニへ駆け込んだり、周りの人に声をかけてナプキンを分けてもらったり。そんな経験のある人も少なくないのではないでしょうか。

だいたい月に一度、1週間ほど続く生理は、いわば日常の一部です。しかしながら、これまで生理について公に話すのはタブーのように扱われてきました。

職場と生理は、実は切り離せないもの。せめて、もっと安心した環境で生理を迎えられたら、どんなにいいことでしょう。

そんななか、花王「ロリエ」がはじめたプロジェクトが、「職場のロリエ」です。これはどういった取り組みなのでしょうか。

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花王では俳優の二階堂ふみさんを起用し、「職場のロリエ」の動画を制作

生理中に無理してしまう場面が多い"職場"

2019年に花王が実施した、20代女性500名へのアンケートによると、「生理中であっても普段通りに過ごしたい」と答えた81.7%に対し、「生理中であっても普段通り過ごしている」と答えた人は16.7%と、理想と現実には開きがあります。

また、「生理中は無理したくない」と答えた71%に対して「生理中は無理しない」でいられる人は22%と、こちらも理想と現実にはギャップがあるよう。

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花王では、こうした調査やインタビューを重ねることによって、生理をとりまく現状をとらえ、できることは何かを議論してきました。

安心や快適を目指した商品開発はこれまで行ってきましたが、さらに心配や困りごとを減らすための取り組みとして、2022年の春にスタートしたのが「職場のロリエ」です。

このプロジェクトは、ナプキンを職場のトイレに備品として置いておき、会社の福利厚生として利用できるというもの。

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しかし、なぜ"職場"にフォーカスしたのでしょうか? 花王でロリエの商品マーケティングを担当する杉本沙穗さんは、こう話します。

「決め手になったのは、無理してしまうことが一番多い場面が"職場"であるという調査結果でした。日常であるはずの生理現象ですが、隠すべきものと考えられていて、生理であっても、そうでないときと同じようにふるまわないといけないという固定観念がまだまだ根強くあります。

職場では生理の話をしにくかったり、しんどくてもお休みをとれなかったり。生理が突然きて困ったという声もありました。解決したいお悩みは他にもたくさんあったのですが、すぐにでもロリエが動き出せることをと考え、まずは職場でのナプキンの備品化を進めるプロジェクトに取り組むことにしました。ひとりでも多くの人が安心して働ける環境づくりのお手伝いができたらと考えています」

社会全体での理解を深め、ナプキンの備品化を当たり前に

2022年春、「職場のロリエ」は、まずはテスト設置企業を募ってスタートしました。

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「職場のロリエ」オリジナルBOX

実際にテスト設置を行った企業の社員へのアンケートでは、「職場に生理用品が設置されてどう感じたか」に対して、95%が「とてもよい取り組み」と高く評価、さらに97%が「継続を希望」しました。92%が「仕事のしやすさを実感」し、91%が「会社に対する印象がよくなった」とまで回答しています (※職場のロリエ テスト設置参加企業(1社)/利用社員 n=68/2022年5月実施アンケートより)。

アンケートでは、以下のような声も寄せられました。

「女性の不自由さが軽減されるなら、労働パフォーマンスが向上するのでとてもよい取り組みだし、もっと広げていくべき」

「急に必要になった際に本当に助かりました。毎回トイレに行くときにポーチを持って行かなくてよいのも男性の目が気にならないので便利でした」


また、当事者だけでなく、取り組みを知った企業の人事や総務などの男性からの問い合わせも増えてきているそう。

そこでロリエでは、男性社員など、今まで生理について学ぶ機会が少なかった人も、知り、考える機会を持てるよう研修動画を制作。「職場のロリエ」導入企業への動画の提供も行います。

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研修動画イメージ

「ナプキンの備品化は一見すると生理のある人のためだけの支援に見えてしまいがちなのですが、『職場のロリエ』はあくまで"職場"にフォーカスして、生理の有無にかかわらず、皆がより過ごしやすくなる前向きなサイクルを目指しています。研修動画も単なる"生理を知る動画"というだけでなく、"働くすべての人が過ごしやすくなってほしい"というロリエの想いを伝えたいと思いました」

生理のつらさや困りごとを一人で抱え込まず、周りに相談できるような環境へ。そのうえで「生理について周りの人やパートナーと話す」選択肢も、「話さない」選択肢も、気兼ねなく選べるようになることをロリエは目指しています。

「CMみたいにハッピーになんて過ごせない」という声から見直した広告表現

これまで、憂うつな期間を少しでも軽やかに過ごしてほしいという想いから、ロリエのCMでは明るく前向きな姿が描かれてきました。しかしながら、「CMみたいにハッピーになんて過ごせない」という声も届いたといいます。そこでロリエでは、広告表現においてもこれからの生理の描き方を見直すことに。

がんばりたくても、どうしてもがんばれない人もいる。しんどくても無理しなくてはいけないときもある。

CMを通してそんな現状を伝えていくことで、生理中でも自分らしく、どんな過ごし方も選びやすい世の中になるように、ロリエでは使う人の声に耳を傾けながら、できることにひとつずつ取り組んでいきます。


【花王の関連ページ】
・職場のロリエ
・ロリエ公式サイト
・花王のESG戦略

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