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「中古品」「レシート付き」を贈る!? クリスマスギフトの新しいかたち

    

ニューロマジック

愛と思いやり、感謝を分かち合うこと。クリスマスは、家族や友人との絆を深め、心温まる時間を過ごす一年に一度の特別なホリデイです。クリスマスディナーやプレゼント交換など、楽しいアクティビティも盛りだくさん。クリスマスの装飾やイルミネーションが街を彩り、一気に華やかなムードに包まれます。一方、その裏側では、イルミネーションのための膨大なエネルギー消費やホリデイ後の装飾などのゴミの増加が課題となっています。サステナブルなライフスタイルを重視する動きが世界中で広がるなかで、クリスマスも例外ではなく、環境に優しい選択をすることが求められています。今回は、欧州の例を交えながら、サステナブルなクリスマスを楽しむためのヒントをご提案します。

欧州では新しい当たり前? サステナブルな贈り物のアイデア

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クリスマスといったらやっぱり特にワクワクするのがプレゼント交換。でも、相手が本当に欲しいものを考え、選ぶのにはお金も時間もかかります。それなのに、気に入ってもらえなかったらとても悲しいですよね。欧州では環境への配慮で、プレゼントを取り巻く傾向が変わりつつあるそうです。

1. 「中古品」を贈る

日本ではまだまだプレゼントといったら新品をあげるのが普通ではないでしょうか。しかしイギリスで昨年行われた調査によると、回答者の約40%が中古品をプレゼントとして贈ると計画していたそうです(参照元:Circular. )。中古品を贈ることは、資源の再利用につながり、廃棄物の削減にも貢献します。さらに、ヴィンテージアイテムや限定版の本など、ユニークな品物は相手を喜ばせることにも繋がるでしょう。「プレゼント=新品」という固定観念をアップデートさせ、環境も送り先も嬉しいプレゼントに移行していくのはいかがでしょうか。

2. 「体験」をプレゼントに

モノではなく「体験」を贈るのも近年人気が高まっています。コンサートのチケット、料理教室、スパ体験など、思い出を共有できるギフトは、相手にとって特別な時間をプレゼントすることになります。また、好みじゃないなどの理由で使われない、捨てられるなど、物理的な廃棄物が出ないのも魅力です。

3. 「レシート付き」で贈る

マナーとしてプレゼントの値段は明らかにしない風潮があるので、少しハードルが高いかもしれませんが、プレゼントにレシートを添えることが環境意識の高い人の間でニュースタンダードとなりつつあります。相手が必要に応じて交換や返品をできる柔軟性を提供することで、必要ではない物を贈られた相手が処分に困ることを防ぎ、結果として無駄を減らすことができます。

4. 環境に優しいラッピング

ラッピングにも配慮することができます。リサイクル素材の包装紙や新聞紙、布を使ったラッピングなどを活用することで新品の包装紙を使う必要がありません。リボンやテープを購入する代わりに、家にある紐を使っても十分おしゃれに仕上がります。お店でお金を払って包んでもらう代わりに、家庭で手作り感のあるラッピングにするのもサステナブルな選択の一つです。

自分で選んだ地元産の「リアル・クリスマスツリー」を(イギリス)

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イングランド最大の地元産の持続可能な木材のサプライヤーである「Forestry England 」は、「リアル・クリスマスツリー」を持続可能な方法で提供する取り組みを行っています。Forestry Englandのクリスマスツリーは、イギリス国内で育てられた高品質なものばかりで、森林の美しいロケーションで自分の理想のツリーを選ぶ体験が楽しめます。林業経験を持つ専門家がツリー選びをサポートするため、それぞれの家庭に最適なツリーが見つかります。さらに、ツリーの購入による収益は、野生生物の保護や森林の維持活動に活用され、未来世代のための持続可能な森林管理を支えています。

地元にも還元するサステナブルなイルミネーションのフェスティバル(オランダ)

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Janus van den Eijnden

Amsterdam Light Festival 」は、アムステルダムの公共の場で毎年開催されるライトアートの展示イベント。毎回新しいテーマに基づく光のアート作品を展示し、最も暗い冬の日々に街を文字通り明るく照らしながら、訪問者や住民にインスピレーションを与え、つながりを生み出しています。同時に、イベントの運営において二酸化炭素排出量を最小限に抑える努力を続けています。フェスティバルでは、主に省エネ性能の高いLEDライトを使用し、ネオンライトの使用は特別な場合に限定。また、ディーゼル発電機を用いず、グリーンエネルギーを活用しています。さらに、新たに開発されたエネルギー資源はフェスティバルだけでなく、地域社会にも提供されています。2023年のフェスティバルでは、20のアート作品とすべての運営において53日間で15,000kWhを使用しました。訪問者1人当たりのエネルギー消費量は30ワットで、これはテレビを一晩視聴するか、スマートフォンの1日の使用(充電含む)に相当します。

地球にも心にもヘルシーなクリスマスを

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クリスマスの華やかさの裏にある環境への影響にも目を向け、サステナブルな選択をすることで、罪悪感を感じることなく、心にも地球にもヘルシーなクリスマスを過ごしましょう。今年のクリスマスは、できることからエコフレンドリーな選択をすることで、持続可能な社会への一歩を踏み出しませんか?

元記事はこちら

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サステナビリティの転換期にある今、ニューロマジックのSX(サステナビリティ・トランスフォメーション)グループは、サービスデザインとリサーチの専門知識を活かしてSXへの第一歩を支援いたします。私たちは、持続的かつサステナブルな影響力を生み出すために、リサーチ、目標設定、パートナーシップの促進、戦略の共創を行います。

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