女性が多い職場で求められる''きめ細やかさ''。正直、もっとざっくりやりたい。こんなとき、どうする?
リーダーとして働く女性たちが
実際に体験した、
コミュニケーションや人間関係の課題と
それに対するアクションの
ケーススタディ。
同じような課題を抱える人のヒントになれば、
という思いで届けていきます。
前職は男性9割の広告代理店。今は女性9割の編集プロダクション。真逆の環境を経験してきたレミさんは、「女性だから求められる配慮」に戸惑うことがあるそうです。細かく気を遣うより、もっとストレートにやりとりしたい。でも、それが許されない空気もある。レミさんはこのモヤモヤに、どう折り合いをつけているのでしょうか。
男性9割の職場から、女性9割の職場へ
前職は広告代理店で、男性が9割の職場でした。業界的にもかなりハードで、細かいことを気にしていたら、やっていけない環境でしたね。
今の会社は、女性が9割を占めています。もう、比べものにならないぐらい雰囲気が違います。気遣いがとても大事にされる環境なんです。気にかけなきゃいけないことが多いというか、前職ではそこまで気を遣わなくてもやっていけたので、そのギャップに戸惑うことがあります。
「気遣いが足りない」と指摘されて苦しくなることも
たとえば、丁寧に説明するとか、体調面に気を遣うとか。それ自体は当たり前のことなんですけど、気遣い方もすごくきめ細やかにしないと、何か足りてない感じになる。
実際、同僚から「メンバーに対して、もう少し声をかけた方がいいんじゃないですか?」と言われることもあって。よかれと思って言ってくれてるのは分かるんですけど、気遣いが自分に足りてないんだ、と思うと少し苦しくなることもあります。
環境に適応したけれど、本当はもっとざっくりやりたいが本音
私、本来はもっとざっくりやりたいタイプなんです。一から十まで丁寧に説明しなくてもいいだろう、って。
創業期でメンバーが少なかった頃は、みんなもそういう感じだったんですよね。だったらそのままの社風でいきそうなものなんですけど、そうはならなくて。いろんな性格の人が増えたから変わってきたんだと思います。
だから私は、環境に適応していった感じですね。学んだというより、そうでなければいけないと自分に染み込ませていった。あとから「あのときの言い方、大丈夫だったかな?」と振り返って、よくなかったなと思ったらもう一回言い直す。
でも、そのたびに思うんです。これって本当に必要なのかな......いや、必要か......って。自分を納得させている感覚があります。
書き出す、話す、自分なりの発散方法でモヤモヤは溜め込まない
とはいえ、モヤモヤを溜め込むとしんどくなるので、自分なりの発散方法は持っています。
ひとつはジャーナルをつけること。数年前からですかね。モヤモヤとか腹が立ったこととか、ネガティブな感情を紙にブワーっと書くんです。そうすると、ちょっと薄らぐ。それに、何に腹が立ったのか、何が悲しかったのかが客観視できる。頭の中で考えてるだけだとモヤモヤしたままなんですけど、書き出すと「あれ?これってそんなに悲しいことだったっけ?」と思えることもあって。
もうひとつは、社外の人に話すこと。パートナーによく仕事の相談をするんですけど、親身になって一緒に考えてくれるので、コンサルしてもらってるみたいな感覚があります。
社内で話してるとモヤモヤはモヤモヤのままなことも多いんですけど、社外の人に話すと「そんなこと気にしなくてもいいよ」って言ってもらえて、切り替えができる。実はそんなに悩むようなことじゃなかったんだって気づくこともあります。
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「2030年、もう"女性活躍"とは言わせない」を合言葉に、私たちは組織の女性ミドルマネジメントが抱える「課題」と「ストーリー」を記事化し、彼女たちやそれに続く人たちが、ときに一緒に泣いて怒って笑って、元気が出る発信をnoteでしています。日本や世界の働く女性の現状を知り、多くの方に周知するため、専門家や企業への取材も行っています。
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イラストレーション 高橋由季


