海森モリTV 第11話:我々が育てた小さな藻場が消失
日本が大好きで、日本語が堪能なイケメン外国人グループ「ASE BOUND」が、江の島の海に森をもどすために汗をかく番組「海森モリTV」の第11話です。
映像一覧- 第10話:藻場の生育確認とコウイカの卵は無事!?
- 第9話:アマモ場に大きな変化
- 第8話:波浪対策1号・2号を海に設置 2代目アマモを植える
- 第7話:2代目アマモをエノスパ前と西浦に植えます
- 第6話:2代目アマモちゃん8ポット50株を西浦漁港へ
- 第5話:「2代目アマモの成長観察」
- 第4話:「アマモちゃん全滅」
- 第3話:「アマモの選択」
- 第2話:「海の森ってなに?」
- 第1話:「紹介」
「おはようございます。本日は2019年7月23日、火曜日。江の島に来ております。」
「ここはですね、エノスパ前は14ポットあったアマモが、7ポットに減ってしまいました。で、今日はどうなっているかというのを確認していきたいと思います。」
「晴れる日が少なくて、雨が多くて、気温も低かったので、それがどのようにアマモに影響しているかという心配事が1つ。あとは水温が上がってきてですね、アマモにとっては今は厳しい時期ですので、それがどのようにアマモに影響しているかという2つの心配がありながら、観察しに行ってきたいと思います。」
「で、すべてがうまくいっていれば、花枝(かし)と呼ばれる種が生えている時期ですので、その種を今日は、しっかり持って帰ってこれたら、最高の状況かと思います。」
「では、行ってきます。」
エノスパのアマモはどうなっているのでしょうか。
「とりあえず1個もないんですけど」
「え!!」
「あれだからかな、テトラポッドと言うか、石のが今までこれくらい出ていたとしたら、石がほとんど出てないんですよ。砂がどっかから来たんですよね、きっと。今までの半分も出てないので、埋まっちゃったんだと思います。残念ながらありません。」
「何となく、これは予想でもあるんですけど、今までアマモのところにあった砂がこっちにきて、僕が今いる浅場は全部砂があるんですよ。そのかわり、あっちの砂がなくなっちゃった感じがしました。」
「ということは、アマモは埋まっちゃったってことでいいですか?」
「埋まっちゃったんだと思います。いや埋まっちゃったのか......何とも言えないんですけど、要は今までアマモがあったところは、木のクズでいっぱいという感じです。」
西浦を調べます。
「28ポットの西浦に植えたアマモですが、コウイカが卵を産んで、先月その卵が孵化しているのも確認できました。で、この7月、順調に育っている28ポットのアマモが、どうなっているかを今から観察しに行きたいと思います。」
「今日はこの4Kカメラを搭載した水深100メートルまで潜れる水中ドローンも持ってきていますので、ダイバーの僕が観察に行く前に、この水中ドローンで見に行きたいと思います。」
なかなか藻場が見つかりません。
結局、水中撮影ロボットでは見つけることができませんでした。
「だいたい、この辺だと思うんですけどね」
(ダイバーの)佐藤さん、お願いします。
「残念ながら」
「え!!」
「この石ころだけ拾ってきました。」
「えー、今日は7月の定点観測にやってきましたが、エノスパ前の7ポットも、こちら西浦の28ポットも、すべて今日はなくなってしまっていました。」
「昨年11月に植えたので、8カ月間アマモがあったわけですが、今日でなくなってしまいましたが、今日は残念な結果ではあったんですけども、1年目としてはとても良い結果が残せたのではないか、と個人的には思います。どうもありがとうございました。」
コウイカが産卵し無事に孵化した小さな藻場
ヤドカリが住み着いていた藻場
すべてなくなってしまいました
でも負けません! 三代目アマモこれから始動します
次回、秋以降 3代目アマモ植えます