「Formula E」日本初開催! SDGsにかつてないワクワクを。Supported by 日産アリア/ リーフ / サクラ
提供:日産自動車
2024年3月30日、欧州を始めとした海外の自動車メーカーと並び、国内メーカーでは唯一、日産自動車が参戦している「Formula E」が日本で初開催! 参戦に込めた日産の想いとは? そして、レースカーだけでなく市販車でも味わえる"EVのエキサイティングな走り"について、Yahoo! JAPAN SDGs編集部がお伝えします。
SDGsな世界的レースイベント「Formula E」
電気自動車(EV)の普及促進を目指し、自動車の電動化やサステナビリティなどをテーマに掲げる「Formula E」。排気ガスを出さず、音も静かなため、レースの舞台となるのは専用サーキットではなく、街中の一般の道路。
そして、コースは世界各地の有名リゾート地を中心に設けられるのも魅力のひとつ。これまでにロンドンやモナコ、ケープタウンやサンパウロなど、さまざまな大都市で開催されてきましたが、2024年3月30日の開催地は、東京の真ん中・江東区「有明」。世界的に見てもまだまだ貴重な光景を、海外へ行かずして国内で味わうことができます。
2014年にスタートした「Formula E」の歴史は他のモータースポーツと比べると浅いものの、EVでは最も進んだ最先端技術が集結する国際的なレースです。
世界のスポーツカー市場をリードする「ポルシェ」「ジャガー」といったメーカーと並び、日産は国内自動車メーカーとして唯一「Formula E」へ参戦。現在、世界で最も販売台数の多いEVとなった「日産リーフ」を2010年から販売し、EVでの圧倒的な経験量と技術力を持つ日産は、高級スポーツカーメーカーとして名高い「マクラーレン」のレーシングチームにも見初められ、EVパワートレイン(※1)の供給も行っています。
レースを通じて「EVのワクワクする走り」が生まれていく
「Formula E」東京大会で走行する日産の最新マシンは「NISSAN e-4ORCE 04」。モーターの最高出力は前型の250kWから350kWへと向上し、最高速度も280km/hから322km/hへと向上し、日産の急速な技術革新が反映されたクルマです。
「Formula E」において、レースを走り切るのに必要なマシンのエネルギー(ガソリン車でいう燃料)のうち、およそ40%は「回生(※2)」から。つまり約半分のエネルギーは、減速時などにマシン自らが生み出したエネルギー、再生されたエネルギーを利用して走行しています。そして「NISSAN e-4ORCE 04」の回生能力は、前型の2倍以上(600kW)と大幅に進化しています。
さらに車体はリサイクル素材を多く使用するほか、破損したカーボン(炭素繊維)の部品すべてを航空・航空宇宙産業の技術でリサイクル。また、モータースポーツではよく見かけるタイヤ交換シーンですが、「Formula E」はタイヤがパンクした場合を除き、タイヤ交換作業は行えないルール。このように「Formula E」はとてもSDGsなレースなのが面白い点です。
ガソリン車の歴史においてもレースで培われた技術が市販車をよりよいクルマに育てていったように、「安心して、より速く、気持ちよく」走ることのできるクルマを作るための学びの場としてレースを捉えてきた日産。EVにおいても、「Formula E」は、より魅力的なクルマへと進化させるための重要な機会と捉えて研鑽を重ねているといいます。
レースカーと市販車から得られる知識や技術を相互に活用し、価値の高いEVを提供することを目指しながら、ゼロ・エミッションとEVのエキサイティングな走りの楽しさを世界中に届ける。それが日産のメッセージです。
EVのエキサイティングな走りを、アリア、リーフ、サクラで
そんな日産が誇るEVの"ワクワクする走り"は、レースカーだけでなく、市販車でも体感できます。ぜひ感じてみたい!と編集部がやってきたのは、日産グローバル本社。
今回はフラッグシップモデルで、この3月に全グレードが揃い発表・発売・オーダー開始を迎えた「日産アリア」、EVの先駆車である「日産リーフ」、軽自動車「日産サクラ」に試乗させてもらうことに。編集部はアリアとサクラの試乗が初めてのため、ワクワクが高まります。
そんな「アリア」と初対面のとき! ドライブの高揚感は、ドアを開けた瞬間からすでにはじまっています。ラウンジのような高級感のある車内には大開口のサンルーフもついていたので、開放感も抜群。運転席に座ると、とても視界が開けて見えます。この空間で運転したら気持ちよさそう!と、アクセルを踏む前から大興奮です。
操作方法をひと通り聞いて、いざ出発! すると、スーッとスムーズで気持ちのいい加速。アリアの加速は0-100km/hで5.1秒(B9 e-4ORCEの場合)と、スポーツカー並みの加速も持ち合わせているのだそう。でもスポーツカー並みと言えど、これまでに乗ったどのEVと比べても、アリアの走り出しはなめらかなことに驚きました。
そして特に快適だと感じたのは、高速道路のカーブ。後部座席に乗っていると、通常は遠心力で体ごと引っ張られてしまいそうになる場面ですが、アリアでは速度があっても安定して曲がっていくだけでなく、体が傾く感覚がほぼありません。加減速の時も体が前や後ろに振られない。これが「e-4ORCE」の恩恵ということでした。
「e-4ORCE」とは、前後にあるモーターとブレーキの統合制御により4輪の前後・左右の駆動力やブレーキ力を上手に車がコントロールすることで、車体の加重を最適に保つ仕組み。アリアでは意のままの走りと、快適な乗り心地を実感できました。
そして、この「e-4ORCE」は、これまで日産が培ってきたスポーツ4WDの制御技術に電動化技術を掛け合わせることで生まれた新技術。「Formula E」のマシンにも応用されているそうで、なんだかレースの興奮も身近に感じられてきます。
さらに「運転が楽しい!」と感じられたのは、ドライブモードの切り替えを試したとき。モーター出力のレスポンスを高め、アクセルペダル操作のみでメリハリのあるスポーティな走行ができる「SPORT」や、標準的制御の「STANDARD」、電費・航続可能距離を最優先とする「ECO」など、モードを切り替えることで、走り心地もガラッと変えられます。一台の自動車なのに、スイッチ操作で幅広いドライビングの幅の楽しみを感じられるのは、EVならではです。
ちなみに「Formula E」のレースカーにも、スイッチ操作で最大出力を上げられる「アタックモード」が搭載されています。レース中継で、そんなシーンが登場したら、なんだか今日の「SPORT」モードを思い出してしまいそうです。
また、「Formula E」のレースカー同様、市販車でも「回生」によりブレーキを踏んだ際、運動エネルギーが電気エネルギーへと発電されます。そのためドライビングテクニック次第で、よりエコな走りが実現でき、航続可能距離も伸びるそうです。
ここまででも「未来のクルマだ!」と興奮していたのですが、アリアに乗っていてさらにワクワクしたのは、高速道路で手を放して走行できる「プロパイロット2.0」。先進運転支援技術である「プロパイロット2.0」では、アクセルから足を離すだけでなく、ハンドルに手を添える必要もなし。楽な姿勢のまま、車が車間距離を保って運転してくれるのです。
ちなみに「プロパイロット2.0」でも、よそ見はNG。視線は通常の運転時と同じく前に向けておく必要があります。しかし、このまま技術が進化していけば視線すらも自由になり、いずれ移動しながら車内でオンラインミーティングなんて未来がくるかも......!?という期待を持つほどの安心感がありました。
アリアでの試乗を終えて、リーフやサクラにも乗らせてもらうことに。「日産リーフ」は以前の記事でも試乗させてもらい、とても感動しました。世界初の量産EVとして発売されたリーフは、日本のEV普及を牽引してきた存在です。
車内の静粛性はガソリン車とは比べ物にならないほど静か。スムーズな加速など、EVならではの走りは十分。アリアには手が届かないけれどEVに乗りたい!という方に、初めてのEVとしてリーフは最適だと感じました。
そして、アクセルのみの操作で加速・減速が可能な「e-Pedal」も非常にワクワクする機能。「e-Pedal」をオンにしてアクセルをゆるめると、まるでブレーキを踏んだように減速するため、アクセルペダルの踏み加減のみでカーブも気持ちよく走り抜けることができました。ガソリン車のようにアクセルやブレーキを細かく踏みかえる頻度が極端に減り、意のままでなめらかな走りができ、なんだか運転がうまくなったような感覚に......。渋滞時や、カーブの連続する山道とも相性がよさそうです。
そして最後に試乗させてもらったのが、「日産サクラ」。軽自動車は、普通車に比べて車内の音がうるさかったり、加速にも少し力不足を感じたりするイメージがありましたが、サクラはそうした軽のイメージを一新してくれました。エンジン音がなくとても静かなのはもちろん、驚くほど走り出しもスムーズ。
また、サクラのパワーを最も実感できたのは坂道でした。軽自動車にありがちな「がんばっている」感じはなく、4人も乗っていたのに急坂をものともせず、スムーズに登っていきます。坂の途中にある信号で停止して再出発する際も、後ろに下がってしまいそうな感覚は全くなく、パワフルな走りに終始ワクワクしっぱなしでした。
さらに、軽自動車と思えないほど車内が広いことにも感動。車内の床がフラットで、後部座席でもゆったりくつろぐことができるのも、サクラの大きな魅力だと感じました。
クルマにも、SDGsにもワクワクを届ける日産の想い
世の中を変えていくためには、「環境にいい」だけじゃなく、SDGsにもワクワクがなくては......試乗を通じて、日産のEVには、そんな想いが随所に詰め込まれていることを感じました。
「Formula E」のようなレースを通じて、さらなる新次元の走りが生まれ、それらが市販車にも反映されていく。そうした循環によって、今後も日産は「ワクワクする走り」を進化させ続けていくはず。そうしたクルマの未来への期待が高まる取材でした。
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取材長谷川琢也
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執筆栗本千尋X(旧Twitter): @ChihiroKurimoto
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