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海森モリTV 第13話:荒れ狂う海、3代目アマモの運命は?

    

海創造プロジェクト


江の島の海には、かつてタツノオトシゴ生息していました。そんなタツノオトシゴが戻ってくるくらい海をキレイにするために、江の島の海に森をもどす「海さくら海創造プロジェクト」を追う番組「海森モリTV」の第13話です。

映像一覧

本文

「こんにちは、海森モリ学園臨時講師の山野辺と申します。本日は2020年2月25日、ここ江の島に来ております」

「前回1月17日、こちらえのすぱ前に2ポット、西浦に22ポットと36ポット、合計60ポットを植えました。あれから1カ月たって、海の状況がどうなっているか、ダイビングショップNANAの佐藤輝さんにお話を伺いたいと思います」

「こんにちは、ダイビングショップNANAの佐藤輝です。今日は、よろしくお願いします」

「輝さん、ここ1カ月の海の状況というのはどんな感じでしたか?」

「ここ1カ月は、陸にいるみなさんも感じていると思うんですが、やっぱり気温も高く、一緒に水温も例年よりも1、2℃高くてですね。その1、2℃というのは、陸の1、2℃高いというのよりもかなり海に大きな影響を与えるということと、あとは2回ほど春一番という、春を告げる突風が吹いていますので、かなり海は荒れたと思います」

「なので、水温が高いということと、突風が吹いた中、アマモが生き残ってくれているかというのは、かなり厳しい状況だと思うんですが、残ってくれていることを願って、観察していきたいと思います」

「よろしくお願いします」


「はい、それではえのすぱ前の2ポットを見に行きたいと思います。輝さんよろしくお願いします」

「それでは行ってきます」

「アマモ元気に育ってくれているかな」

先月のアマモの様子、今月はどうなっているでしょうか......。

「えのすぱ前、2ポットを見ていただきました。輝さん、いかがでしたか?」

「アマモは残念ながら何もなかったんですが、アマモの周りに敷いた砂利もまったくなかったんで、かなり荒れてしまったかな、という感じがしました。残念ながら、今回は駄目でしたね」

跡形もなく消えてしまいました。

西浦に向かいます。


「西浦に来ました。まずは22ポット植えた場所を見に行きたいと思います。こちらの場所は、以前アマモにコウイカが卵を産んでくれた場所です。それでは輝さんよろしくお願いします」

先月植えた22ポット。こちらは果たして無事でしょうか。

「西浦の22ポットのアマモを観察していただきました。輝さん、どうでしたか?」

「残念ながら何もありませんでした。アマモはもちろん、上から敷いた砂利も、まったく何もない状態でした。で、結構いまも揺れてたんで、かき回されちゃったんだな、という感じはしました」

ここにもアマモは一本もありませんでした。


「それでは、西浦に植えた36ポットの方のアマモを見に行きたいと思います」

タコが遊びに来てくれた36ポットは果たして......。

「どうでしたか?」

「36ポットは残念ながらアマモは残っていませんでした。ただ、さっきの22ポットの方と違うのは砂利は結構残っていました」

敷き詰めた砂利が散乱しています。

何もなくなってしまいました。


「アマモの観察を終えて、いかがでしたか?」

「アマモは全くなくなってしまって、残念な結果に終わってしまったんですけれども、やっぱり潜っていて、この時計で水温がいつも出るんですけど、水温がいつもより1度はしっかり高いというのと、あとは海の中の砂がすごい下で舞っていたり、撒いた砂利が散らばっていたり、この1カ月海がすごい荒れたんだなと感じられるんで、その辺がやっぱり原因なんじゃないかな、と潜っていて思いました」


視聴者のみなさまへ

海さくらはアマモの育成方法、植える場所などを再検討し、4代目アマモが海に根付くよう挑戦し続けます。

これからも、ぜひ見守ってください。よろしくお願いします!!


「今回は、残念な結果になってしまいました。ですが、春から夏頃にかけて4代目になるアマモの種を植え、育て、成長した頃にまた海に植えたいと思います。今回で諦めずに、まだまだチャレンジしていきますので、応援の方よろしくお願いいたします」

\ さっそくアクションしよう /

ひとりでも多くの人に、海のイマを知ってもらうことが、海の豊かさを守ることにつながります。

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サストモは、未来に関心を持つすべての人へ、サステナビリティに関するニュースやアイデアを届けるプロジェクトです。メディア、ビジネス、テクノロジーなどを通じて、だれかの声を社会の力に変えていきます。

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